建設業の仕事ってどんな感じなの?

建設業の仕事ってどんな感じなの?

建設業の仕事に関して、「建設業は現場だ」「建設業は現場がすべてだ」といわれたりします。ここでは、多岐に渡る建設業の仕事の中でも、実際に物を作る部門、建設業の「現場」に即して見て行きます。

さて、日本の建設業は、産業全体に占める割合が高く、従事者が多いことが知られていますが、業界の構図は平準ではなく、典型的なピラミッド型をしています。このピラミッド構造のどの部分に位置する企業に入るかで、同じ建設の仕事でも、仕事内容はかなり異なります。

まず、ピラミッドの頂点に位置するのが総合建設業者、いわゆるゼネコンです。このゼネコンに関しては、鹿島建設や清水建設など町の中でも工事看板をよく目にする、スーパーゼネコンと称する大手5社をその頂点として、準大手ゼネコン、中堅ゼネコンがその下に位置し、さらに地場ゼネコンが続きます。ゼネコンの下には1次下請け、2次下請けの建設業者が張り付いて、実際の建設作業に従事する格好が一般的となっています。それらの建設業者の社名は通常、工事現場の看板で目にすることはありません。

そして、転職に関して、スーパーゼネコン(スーゼネ)、準大手ゼネコンはほとんど中途採用をしません。中堅ゼネコン、地場ゼネコンが時に行う程度で、基本的にゼネコン就職は新卒が圧倒的です。逆に、1次下請け、2次下請けの建設業者では、比較的高い頻度で仕事の多寡に応じて募集が為されています。建設業界に特化した建設求人でもよく募集がでています。

したがって、転職に際してもっとも求人数が多いのも、このクラスの建設業者になると思われますので、ここでは下請けとしてゼネコンの下で物作りに取り組む建設業者の仕事を念頭に仕事内容について説明をします。建設業の朝は早いです。元請のゼネコン現場所長によっては、NHKのラジオ体操に参加できない下請けは使わないといった、軍隊式の号令が出されることもあります。

それは極端な例ですが、おしなべて現場の朝は早いものです。作業員宿舎に住み込まない場合、早朝出勤は覚悟しなければなりません。現場での仕事は、元請ゼネコンの現場代理人の指揮系統下で行われ、直接は元請技術者の指導の下で作業を行うことになります。杭打ちや足場の仮設、型枠、鉄筋、鉄骨の組み立てといった専門性の高いものは専門工事業者が行います。

また、ダンプやブルドーザー、ショベルカー、クレーンなどの運転操縦は重機オペレーターの業務になります。しかし、実際には直接物を作る下請けが作業にもっとも熟知していることもあり、下請け建設会社の組頭がオペレーターに代わってユンボの操縦をする場面もあります。足場や型枠にしても、建設業者の作業員が資材の小運搬を行い、加工、組み立てを手助けすることもあります。現場作業をオールマイティにこなす能力が、1次下請け、2次下請けの建設業では求められるといえます。

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